「判断あるところにノイズあり」:”Noise” by Daniel Kahneman

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Amazon Audibleは素晴らしい。
今年の初めに加入したサブスクですが、2022年ベストバイだと思えるほど活用している月額1500円で様々なオーディオブックが聴き放題のサービスです。
このサービスのおかげで私は仕事や育児に忙しくても本を読む時間、正確には聞く時間がグンと増え、インプットする量が激増しました。

さて、そんなAudibleで最近読んで感銘を受けた本にDaniel KahnemanのNoiseがあります。
ノーベル経済学賞受賞し、行動経済学や心理学で有名や方ですが、きちんと著書を読むのは今回が初めて(なんせ長いので。。)
散歩やヨガをしている間など、隙間時間にしっかり読めました。
私にとって、特に印象的だったのは下記の3点です。

  • 判断エラーにはバイアスとノイズがある
  • バイアスは認識されやすく、組織としても注意を払うがノイズは気づかれにくいため、対応されにくい。
  • 判断あるところにノイズあり

私もバイアスについては業務上気をつけているつもりですが、ノイズ(例えば同じ罪でも裁判官によって量刑が大きく異なることや、同じ裁判官でもその日の天気・気分などによって量刑が変わる)については意識したこともありませんでした。漠然と、天気が良い日やよく寝た日はより寛容な態度を取るなと思うくらいです。
しかし、それが人の人生や、会社の命運を左右するとなると、やはりバイアスと同様、システマティックな対応が必要になるでしょう。
少なくても私個人が判断を下す際、バイアスのみならず、ノイズの影響を受けていないか常に意識していきたいと思います。

長い本なので時間が限られている方は特にオーディオブックお勧めです!

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