昇進試験

Diary

かなり更新が滞っていました。
実は昇進試験を打診され、短期間ではありましたが目一杯準備をし、無事受かって新米管理職として4月から奮闘していたのです。
一度きりの人生、管理職になってみることを経験したいと思い、目指していたのですが、思った通り気力、体力を使い切ってだいぶ疲弊したところにゴールデンウィークが訪れたわけです。
日本の暦は本当によく出来ている。

昇進試験では一定の時間以内に自分が会社へ最も貢献したことをプレゼンし、その後15分程度の質疑応答に答える、という形式でした。
コロナ禍ということでTeams上での審議なのでさほど緊張することはありませんでしたが、後で聞いたところ、私の質疑応答は完璧で素晴らしかったがプレゼンが綺麗すぎて現実味が感じられにくかったとのこと。
不思議なことに、普段の仕事では評価の高いプレゼン能力が、昇進試験だとマイナスに少し響いてしまったのですね。
状況に応じて、冷静に、あるいは情熱的に泥くさく、語ることが人を動かすには必要だと学んだような気がします。

さて、ゴールデンウィーク中は本をたくさん読む時間がありました。
夫が娘を連れて一足先に実家に帰っていた頃、息子と私で伊豆に向かい、豊かな自然の中で読んだ「仕事の成果が上がる『自分ごと化』の法則」千林紀子著が印象的でした。
今までの私は、自分の担当しているProjectを責任を持って遂行することがOwnershipだと思い、自分はOwnership感が強い人間だと自負していたように思えます。
ただ、この本を読んで、会社全体、もっと言えば社会全体の課題を自分ごととして捉えること、それがより積極的な仕事への貢献につながるのだと気付かされました。
特に印象に残った箇所を抜粋します。

  • 「グループの性格はリーダーの性格が映し出されているのだ。部下は上司を選べない。部下は上司を三日で見抜く」
  • 「メンバー(部下)に嫌われたくないと考えていないか?見せかけの優しさになっていないか?真の愛情をわかっているか?」
  • 「出向や異動時には、着任の挨拶代わりにぜひ提案書・企画書の提出をおすすめします」
  • 成功する提案のために大切なことは「応援者や協力者をつくること」
  • 「実現したければ、絶対諦めないこと」「手を変え、品を変え」「あの手、この手」「機を見る」
  • 「全社視点はいい意味でのお節介から」→これは私の所属する部門のモットーにも通じる

何か一つでも共感していただけたら幸いです。

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